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HOME > ガスヒートポンプ(GHP)の紹介 > 導入事例のご紹介 > 電力デマンド対策と省スペース化GHP冷房で暑い夏を乗り切る

ガスヒートポンプ(GHP)の紹介

導入事例のご紹介

電力デマンド対策と省スペース化GHP冷房で暑い夏を乗り切る

国の補助金でエグゼアを導入

来年、平成25年に開業20年を迎える「医療法人真愛会伊佐整形外科」(伊佐眞理事長)は、今年2月に国の補助金を活用してGHPを導入した。南国の強い日差しが照りつける沖縄にあって、伊佐整形外科の患者さんとスタッフは、今夏から快適なLPガス冷房を体感している。
今回採用したのは、超高効率GHPエグゼア(サンヨー製)のWマルチタイプ16馬力4台。室外機は屋上に設置した。これまでは電気の蓄熱式空調を使用していたが、GHPにしたことで屋上の省スペース化も図られた。さらに、WマルチタイプのGHPなので、メンテナンスやトラブル時にも運転停止することがない。

10年を機に全面的な設備見直し

伊佐整形外科には、通常約150名の患者さんが通院している。5月の連休ともなると約220名にも増えるという。併設された要介護の高齢者向けデイケアサービスにも約35名が入所しており、計43名のスタッフが治療・ケアに当たっている。
平成5年に開業後、10年前までは現在の場所から2kmほど離れたところにあった。その後移転し10年経つのを機に施設設備の見直しを検討した。
検討にあたって、事務長を務める古堅弘樹さんの頭を悩ませていたのは電力デマンドの問題だった。契約電力のアップはコスト増につながる。しかし、消費電力が少ない設備を導入することで問題は解決できるとして、検討の結果、全面的な設備リニューアルを決めた。

全館を省電力化リニューアル

夏場の消費電力に占める冷房の割合が大きいことから、冷房の省電力化を検討した。LPガスを供給している契約ガス会社からGHPと国の補助金の話を聞き、電気の蓄熱式冷房とGHPの経済的なメリットを比較した。見積もりでは電気と同程度だったが、補助金を加味するとGHPの方が安かったことでGHPの導入を決めた。機種はより消費電力の少ない超高効率GHPエグゼアを採用した。
冷房のほか、照明は全館LEDに切り替え、熱効率を考え断熱材を使った外壁にリニューアルするなど、伊佐整形外科は省電力施設に生まれ変わった。
こうした取り組みのおかげで、電力デマンドは20kW下がり、月3万円ほどのコスト削減につながっている。

電力デマンド低減でGHP採用

GHPを採用した理由について、古堅さんは「やはり電力デマンドの問題が大きい」と語る。2月に導入したものの冬場は暖房を使用しないため、導入効果は1年を通してみないとわからないが、古堅さんはGHPのメリットを確信している。
また、GHP導入と併せて、LPガス供給も50kg容器6本から、980kg竪型バルク貯槽に変更した。ゴミ置き場への通路にあって通行の妨げになっていたLPガス容器が撤去されたことで、スタッフのゴミ捨て作業も楽になった。駐車場奥に設置されたバルク貯槽はフェンスで囲われ、美観にも配慮が施されている。

「LPガスで冷房?」

現在、施設ではGHPのほか、厨房のコンロ、給湯器、乾燥機にLPガスを使っている。古堅さんは、LPガスで冷房するGHPの話を聞いたとき、「LPガスはタクシーの燃料にも使われている。だからGHPの話を聞いたときも特に驚きはなかった」という。しかし、なかには「LPガスで冷房?」と不思議な印象を持つスタッフもいたようだ。

施設の概要

医療法人真愛会 伊佐整形外科
沖縄市比屋根2-3-3  TEL:098-931-1111
代表者:伊佐眞
設立:整形外科 平成5年6月、通所リハビリテーション 平成8年3月
診療科目:整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科(通所リハビリテーション併設)

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