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HOME > ガスヒートポンプ(GHP)の紹介 > 導入事例のご紹介 > 電源自立型のLPガスGHPを カーボンニュートラルLPガスで 群馬県明和町の場合

ガスヒートポンプ(GHP)の紹介

導入事例のご紹介

電源自立型のLPガスGHPを カーボンニュートラルLPガスで 群馬県明和町の場合

「鶴舞う形の群馬県」−明和町は、その鶴舞う形の首の方(東南端)に位置し、気候は比較的温暖で南に利根川、北に谷田川が流れる水と緑が豊富な地域である。また、町の中央を走る東武伊勢崎線や国道122号、東北自動車道等が配列されるなど交通条件にも恵まれた地域で群馬県の中でも東京に一番近いところである。
この度、同町では、平時及び災害時の熱中症対策及び災害時避難所の環境改善のため、明和町社会体育館、明和中学校体育館にLPガスGHP(ガスヒートポンプエアコン)設備を設置した。また、ゼロカーボンシティを目指す取り組みの一環で、2024年5月よりカーボンニュートラルLPガスの活用を始めた。

山幸アリーナ(社会体育館)
明和町中学校体育館

電源自立型GHPは避難所対策に有効

明和町 冨塚基輔町長は導入のきっかけを以下のように語る。
「体育館の空調設備を考えたとき、導入の目的は2つありました。1つは熱中症対策で夏の暑さから子供たちを守ること、2つめは災害時における避難所で快適に過ごせるようにということでした。令和元年台風19号の際、避難所を初めて開設した経緯から、このことを真剣に考え始めました。LPガスは以前より災害に強いと伺っていました。」
選定には停電時に自立発電する機能を備えたLPガスGHPを選択した。議会では、LPガスの安定供給が確保されたLPガス災害バルクの導入補助金を活用できることもあり、比較的スムーズに了承を得た。
「停電時でも稼働できるGHPは、災害時の健康二次被害を守ることが可能になります。そこは大きなポイントでした。」

導入して半年、授業や春の式典で暖房を使用し、暖かく快適に実施することができ、利用者の評判は上々だ。これまでは式典の度に石油ヒーターを3つほど稼働させていたが、職員によるその手間が省けたという嬉しい悲鳴も聞こえている。

明和町では現在、次のLPガスGHPの導入の計画が進んでいる。
明和西小学校と明和東小学校の2つの体育館と町内の小学校・中学校3校の校舎もLPガスGHPが導入予定である。


ゼロカーボンシティの実現に貢献

明和町では令和6年3月から第3次環境基本計画策定により、ゼロカーボンシティ実現に向けて取り組んでいる。具体的な事項は今後協議を重ねる予定だが、令和6年5月に地元LPガス地元会社とは“災害時の連携”と“カーボンニュートラル”の締結を行い、今回の学校施設を含む町内3施設(明和町立明和中学校、明和町社会体育館、明和町子ども第三の居場所)に「カーボンニュートラルLPガス※」を使用することが決まった。

※カーボンクレジット制度を利用し、排出CO2を実質ゼロと見なすことができるLPガス

LPガスGHP
LPガス災害バルク

他にも、LPガスを活用した防災事例として、万一のとき、住民自身がガス機器を使いこなせるように、普段から地域の祭りなどで使用してもらう取り組みも行っている。町の各地域にLPガスの容器と炊き出し用の設備を配備し、炊き出し用の食材費も支援しているのも、それが災害に備えた実地訓練につながると考えているからだ。

冨塚町長は、今後の町の方針を次のように語った。
「明和町では官民連携のまちづくりを進めています。盛んに企業誘致を進めており、その際は積極的に防災協定を締結しています。今は工業団地の設立にも力を入れておりますし、活気あふれる都市計画を推進していきたいと思っております。」
(2024年5月22日取材)


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